こんにちは。
中央歯科クリニック歯科衛生士の吉井です。

今回はシーラントとフッ素塗布についてお話しします☺

シーラントは虫歯の治療ではなく、予防処置です。
奥歯の噛む面には溝があり、溝の奥まで歯ブラシが届きにくいため、虫歯になりやすくなってしまいます。

そこで、その溝をプラスチック(樹脂)で埋めることによって、虫歯を予防します。

シーラントは主に

・乳歯の奥歯
・生えたばかりの永久歯
に行います。

 

〈シーラントの流れ〉

①最初に歯の溝の汚れを取り除く
②材料をくっつきやすくするためのお薬を塗る
③シーラント剤を歯の溝に流し込み、光を当てて固める

以上です！

歯を削らないため痛みもなく、時間もそれほどかからないので、小さなお子さまでも安心して処置ができます。
シーラントをしても虫歯にならないわけではないので、毎日しっかり歯磨きしましょう！

シーラントは少しずつ欠けたり、取れてきます。
永久的なものではないため、定期的な詰め直しが必要です。

 

また、乳歯や生えたばかりの永久歯は柔らかいので、虫歯になりやすいです。
虫歯になると進行も早いため、注意が必要です。

当院では、３ヵ月ごとの検診でフッ素塗布、半年に１回シーラントをおすすめしています。

 

・フッ素で虫歯予防を行う方法

フッ素には虫歯になりかけた初期の歯を元に戻す作用があります。

フッ素で虫歯予防を行う方法として、歯磨剤、洗口液、ジェルなどがありますが、いずれも濃度が低いです。
それに対して、歯科医院では濃度が高いフッ素を塗布します。
歯科医院でのフッ素塗布と、ご家庭では毎日使用できるフッ素配合の歯磨き粉などを上手く併用するとよいでしょう。

〈フッ素塗布〉

高濃度のフッ素を歯に直接塗布します。
塗布後３０分は飲食を控えてください。



フッ素は生えたばかりの歯に塗布するのが最も効果的です。
乳歯でも永久歯でも生えてすぐの歯は虫歯になりやすい反面、フッ素を多く取り込みやすいので、この時期に塗布しておくと丈夫な歯になります。

フッ素塗布の効果は約３ヵ月持続すると言われています。
乳歯の前歯が生える頃から、その後も３ヵ月に１度程度、継続的にフッ素塗布を行いましょう！

 

もちろん、それ以外の期間のフッ素塗布も有効な虫歯予防法です。
フッ素の予防効果に年齢制限はありません。
特に大人の方の場合は虫歯の治療したところがまた虫歯になることや、歯ぐきが下がって歯の根元が露出し、虫歯になることもあるため、大人の方にもフッ素塗布は有効です。


是非お子様と一緒に家族で検診にお越しください。頑張ったお子様にはガチャガチャもプレゼントしています☺



ご来院お待ちしております❣