こんにちは。
江南市中央歯科クリニック歯科衛生士の伊藤です🦷✨
予防歯科が進んだ現在、フッ素をご存じの方が増えたかと思います。
今日はフッ素について詳しくお話させていだきます🪥
【フッ素はどのように働くのか…??】
- エナメル質の再石灰化の促進
食事によって歯の成分であるカルシウムやリンが溶けだす「脱灰(だっかい)」という作用と、唾液に含まれた脱灰を修復する「再石灰化」の作用が交互に働き、歯の表面は再び修復されて元の健康の歯を取り戻すことができます。フッ素はこの再石灰化を促進して虫歯になるのを防ぐ働きがあります。
- 歯質強化
歯の質を強化歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、
ムシ歯への抵抗力を高めます。
- 菌の働きを弱める
菌の働きを弱めるムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、
酸がつくられるのを抑えます。
フッ素を塗布するタイミング
フッ素は萌出したばかりの歯に塗布するのが最も効果的です❣️
萌出して間もない歯は歯磨きが中々上手にできません💧
また、永久歯に比べて乳歯は歯質が弱くむし歯が進行しやすいのも特徴です🦷
ですが、萌出したばかりの歯はフッ素を吸収しやすいため
この時期に塗布しておくと将来、丈夫な歯になります⭐
むし歯になりやすい箇所
0~2歳→上の前歯の歯と歯の間・歯と歯肉の間
3歳以降→奥歯の溝・歯と歯の間(特に奥歯)
当院では、乳歯が萌出し始めたら定期検診の受診とフッ素塗布をオススメしております🪥
フッ素塗布のリスク
むし歯予防に効果的とされるフッ素ですが、
フッ素塗布を行っているからといってむし歯にならないわけではありません。
第一として、むし歯予防に一番大切なのは、毎日の歯磨きです‼️
毎日の歯磨きを怠ってしまうとどれだけフッ素塗布をしていてもむし歯になります💦
日頃の歯磨きが一番のむし歯予防になります👍
また、フッ素を適量摂取するのは問題ありませんが過度に摂取すると「フッ素症」が発生することがあります。
フッ素症とは・・・生後6カ月~8歳くらいまでの永久歯の形成期に過剰のフッ素を摂取すると歯の表面に白や茶色の斑点ができることです。
海外では水道水や牛乳など日常的にフッ素が応用されている国もありますが、
日本では全身へのフッ素応用は行われていませんので、用法用量を守って
正しく使用していれば問題ありません。
もちろん歯科医院でのフッ素塗布も用量を考慮した上で塗布しておりますので、
安心して受診して下さい🦷💕
ご来院お待ちしております