こんにちは。中央歯科クリニック歯科衛生士の竹本です。😺
今年もよろしくお願い致します。😊✨
本日は ‘‘保険でできる白いかぶせもの‘‘
CAD/CAM冠 についてお話します。
保険診療では 奥歯の被せ物治療に「銀歯」が使われるのが標準的でした。
おそらく、皆さんの中にも銀歯がお口に入っている方がいらっしゃることでしょう。
それが令和2年9月の診療報酬改定により「白い歯」も入れられるようになり、
保険診療でも審美面に配慮できるようになったのです。
専門的には「CAD/CAM冠(キャドキャムカン)」と呼ばれる被せ物で、
銀歯にはないメリット・デメリットがいくつかあります。
今回はそんな保険で作れる白い歯について詳しく解説します。
💡保険の CAD/CAM冠とは……❓
CAD/CAM冠とは、コンピューター上で設計してミリングマシンという機械で
自動的に削り出した被せ物を意味します。
これはかなり前から歯科治療に導入されているシステムであり
セラミックインレー(詰め物)やセラミッククラウン(被せ物)を製作するために広く利用されています。
それを保険診療の被せ物治療まで活用できるようになりました。
メリット
・色や形が自然
…ハイブリッドレジンと呼ばれるセラミックとプラスチックを合わせた素材を使用しているため、従来の銀歯などの保険適用の冠より審美的に優れています。
・金属アレルギーの心配がない
…金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がありません。
・保険適用
…保険適用のため、セラミックやジルコニアなどの自由診療のものよりも
費用を抑えることができます。
デメリット
・強度が弱い
…従来の保険適用の冠よりも強度が弱いため、噛み合わせが強い方や噛み合わせの強い歯には適していない場合があります。そのため、第一大臼歯(前から6番目の歯)は適用条件があります。
・外れやすい
銀歯やセラミックと比較すると外れやすいです。
・むし歯のリスクが高い
…強度が弱く、外れやすいという点から、セラミックと比較するとむし歯になるリスクが高いです。また、セラミック歯よりも傷つきやすく、プラーク(虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊)が付着しやすいです。
・純粋なセラミックよりも透明感に劣る
審美的にもセラミックほど色のバリエーションがなく、最初は艶があってもだんだんと表面が劣化し、艶がなくなっていきます。
皆さんも数年以上前に治療した銀色の詰め物や被せ物が審美的に気になるようでしたら
一度ご相談してみてはいかがでしょうか❓
当院でも治療を行っておりますが、治療部位や噛み合わせの強さによってCAD/CAM冠にできる場合やできない場合がございますのでご了承ください。
ご来院お待ちしております🦷💫