こんにちは🎍
中央歯科クリニック歯科衛生士の大橋です💁♀️
今回は、【むし歯】についてお話します
むし歯の原因
① 細菌
ミュータンス菌といわれるむし歯菌が歯垢(プラーク)を形成し、食べかすや糖分を栄養にして酸を出します。
この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。
食べ物に含まれている糖分(特に砂糖)は、ミュータンス菌が酸を作る材料に使われます。
間食が多い人や、甘いものをよく摂る習慣のある人は、歯の表面が酸にさらされる時間が長いため、むし歯になりやすくなります。
③ 歯の質
むし歯菌は、歯が生えてから3歳くらいまでに口の中に感染して定着します。
両親などの口腔内の状態が悪く、食べ物の口移しなどを日常的に行っているとむし歯菌が定着しやすいと言われています。
④ 時間
「細菌」「糖分」「歯の質」の3つの要素が重なったとき、時間の経過とともにむし歯が発生します。
むし歯の進行
CO:初期むし歯
表面が浅く溶けた、ごく初期の状態。表面が白く濁ったり、溝が茶色になったりします。
この状態であれば、再石灰化により健康な状態の歯に戻すことができます。
C1:エナメル質のむし歯
エナメル質を溶かし、小さな穴が開いた状態です。このときはまだ痛みはありません。
むし歯の部分だけを削り、削った部分にコンポジットレジンと呼ばれる樹脂を詰めます。
C2:象牙質まで進んだむし歯
象牙質までむし歯が進行した状態です。冷たい物がしみたり、痛みの自覚症状が出てきます。
小さい範囲の場合はC1と同じような処置を。
大きい範囲の場合は詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で削った部分を修復します。
C3:神経まで進んだむし歯
神経までむし歯が進行した状態です。熱いものがしみたり、激しい痛みを引き起こします。
神経を残せるかどうかの瀬戸際で、残せる場合は神経の保存を試みますが、
残せない場合には根管治療を行います。
C4:歯の頭の部分が崩壊し、根だけが残ったむし歯
歯は歯根だけが残った状態です。神経が死んでしまい痛みを感じなくなることがほとんどです。しかし、神経が露出し細菌に感染すると、根の先に膿が溜まったり、痛みが起こったりすることがあります。
歯を残せるか抜歯をしなければならないかを判断する必要があります。
むし歯を予防するには、原因となるプラークをきちんと取り除くこと、
歯の質を強くすること、飲食、特に砂糖の摂り方に注意することが基本です🪥
毎日セルフケアを実行し、歯科医院で定期健診を受けましょう。🦷✨