こんにちは🌞
中央歯科クリニック歯科助手の伊藤です🌻
皆さんは、日本人が歯を失う最も多い原因が何か知っていますか?
多くの人は虫歯と答えるのではないでしょうか?👿
ですが実は、歯周病が一番多い原因なのです❕
割合をまとめると、
- 1位 歯周病 37%
- 2位 虫歯 29%
- 3位 破折 18% …と続いていきます。
ちなみに、年代別の歯周病罹患率は、
- 15~24歳 20%
- 25~34歳 30%
- 35~44歳 40%
- 45~54歳 50%
- 55歳以上 55~60% …という割合になっています。
年齢が上がっていくほど割合は増えますが、10・20代でも低くはないのが現状です。
また、全年齢層のほぼ2人に1人が歯周病といわれています😩
歯周病は何段階かあり、初期段階ではなかなか自分では気づくことができません😬
歯周病が進行するにつれて、自分でも気が付くような症状が現れてきます。
次のような症状があったら歯周病の可能性があります。
- 朝起きた時に、口の中がネバネバする😫
- 歯みがきの時に出血する
- 硬いものが噛みにくい🍘
- 口臭が気になる
- 歯肉が時々腫れる
- 歯肉が下がって、歯と歯の間に隙間ができた
- 歯がグラグラする
また、次のような方は歯周病になりやすい傾向にあります。
- 中年期以降の方
- 喫煙者🚬
- 妊娠中
- 糖尿病にかかっている方
歯周病は進行すればするほど治療も困難になってきます😨
歯周病治療の流れは基本的には下記のようになります。
- 検査🖋
歯周ポケットを測り、場合によってはレントゲン写真を取ることもあります。
こうして現在の歯茎や歯槽骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを分析し、治療計画を立てます。
- 歯磨き指導や歯石除去✨
まずは原因除去が大事なので、歯磨きの練習を行います。
歯磨きをすることにより、歯茎の炎症が減少し、歯茎が引き締まってきます。
そうすると、歯茎の中の歯石が見えやすくなり、歯石除去が効率的に行えるようになります。
歯石を取ることで、歯石の表面や内部の細菌が減り、さらに歯茎が引き締まってきます。
基本的には超音波で歯石を取っていきます。
歯茎の中に歯石があり、超音波では届かない場合もあります。
その際は、麻酔をして手動で歯石を取ることもあります。
- 修復物や噛み合わせのチェック
適合の悪い修復物があったり、異常な噛み合わせがあり、変に力がかかっていたりすると、歯石が付きやすくなってしまいます。
そんな時は、修復物を再製したり、噛み合わせの調整を行ったりします。
また、歯周病が進行しすぎてグラグラしている歯がある場合などは、全体のバランスや歯の価値を考えて、早期に抜歯することもあります。
- 歯周外科処置
超音波や手動でも取れないくらい深くまで歯石がついている場合、歯周外科処置を行うことがあります。
これは、歯茎を切って、歯石を直接除去する治療法です。
歯周外科を行うことで、歯槽骨の形態を良くし、歯周ポケットを減らすことができ、清掃しやすい環境ができます。
また、保険外にはなりますが、症例によっては、歯周組織再生療法によって、ある程度、歯槽骨や歯茎を増やすことができます。
- 定期的なメンテナンス
治療がすべて終わり、歯茎の炎症が治まったとしても、定期的に歯科でのメンテナンスが必要です。
家庭の歯磨きでは落としきれない歯垢・歯石の掃除や、
定期的な検査も行っていく必要があります。
このような流れで治療をしていきます。
といっても、症状やお口の中の環境によって、治療の流れや期間は異なるため、担当医と充分に話し合う必要があります。
また、いくら良い治療を受けたところで、普段の歯磨きが不十分では、意味がありません。
まずは、正しい歯磨きの仕方を身につけることが重要です。