こんにちは助手の林です✿
5月も残すところ2週間ほどになりました。
真夏日を観測している地域もあり、熱中症にはお気を付けください。
今回は歯磨き粉(歯磨剤)についてお話します!
なぜ歯を磨くときに歯磨き粉が必要なのか。
1効率よく歯垢(プラーク)を除去する
2歯垢(プラーク)をつきにくくする
3口臭を除去・防止する
4歯の再石灰化を促す(再石灰化とは虫歯菌などが作った酸で溶かされた歯のエナメル質表面の無機成分が再び歯の表面に形成される現象のこと)
5ステイン(着色汚れ)を除去する
このような効果があるため、歯磨き粉は必ず使用しましょう。
次に、歯磨き粉(歯磨剤)の種類についてお話します。
薬局に行って歯磨き粉を選ぶときに種類が多くて何を使えばいいのかわからない。
このように悩まれる方は少なくないと思います。
まず、歯磨き粉(歯磨剤)には含有成分によって以下の3種類に分類されます。
1化粧品歯磨剤
2医薬部外品歯磨剤
3医薬品歯磨剤
1化粧品歯磨剤とは物理的な歯ブラシの洗浄効果を高めるために、研磨剤や発泡剤などを配合したもの
2医薬部外品歯磨剤とは化粧品歯磨剤に歯周病予防や虫歯予防のための薬用成分を配合したもの
3医薬品歯磨剤とは医薬部外品歯磨剤より治療を目的とした効果・効能があるもの
(歯科医院でしか取り扱えないものもあります。)
次に、主な薬用成分の効能についてお話します。
・アミノカプロン酸、グリチルレチン酸
歯肉炎・歯周病(歯槽膿漏)などの予防や口臭の防止に効果があります。
・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
殺菌作用があるため虫歯の予防や歯肉炎の予防に効果があります。
・ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)
虫歯の予防や進行を抑制する効果があり、口臭の予防にも有効です。
・フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム
フッ化ナトリウムはナトリウムとフッ素の化合物です。虫歯を予防し酸を抑制し、再石灰化を促す効果があります。モノフルオロリン酸ナトリウムは主に小児用歯磨き剤に配合されます。
・サリチル酸メチル
歯茎などの炎症を抑える効果があります。
・トラネキサム酸
歯周病(歯槽膿漏)などによる出血を抑制する効果があります。
・乳酸アルミニウム、硝酸カリウム
象牙細管の封鎖を薬用成分が塞ぐことによって歯がしみるのを予防します。
このように代表的な薬用成分をあげました。
歯磨き粉(歯磨剤)を買う際はぜひ裏側の成分と照らし合わせて、自分に合ったものを見つけてみてください!
最後に当院で販売している歯磨き粉(歯磨剤)をご紹介します🎵
・Check-Up standard
新成分配合(グリセロリン酸カルシウム、ピロリン酸四カリウム)でフッ素の滞留性が大幅にアップ。フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすいソフトペーストで歯や歯肉に優しい低研磨性が特徴。また、泡立ちも少なく、優しい香味なので少量の水ですすげます。
フッ素の滞留性を高めた独自の新処方。ソフトペースト、低研磨、低発泡、低香料で
お子様に好まれる香味となっています。(当院ではアップル、グレープの二種類を販売しております)
・Check-Up gel
フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすいソフトジェルで研磨剤無配合。
(当院ではレモンティー、グレープ、ピーチ、バナナの4種類を販売しております)
ホワイトニング効果がある歯磨き粉(歯磨剤)もご用意しておりますので、
気になる方はぜひお声がけください(^▽^)/