こんにちは🌞
中央歯科クリニック歯科助手の伊藤です🦷✨
昼間はまだまだ暑いですが、夜は冷える季節になってきましたね。
みなさんは口に中に“被せ物”は入っていますか?
被せ物にもたくさんの種類があります。
その中でも”アマルガム“についてお話します。
アマルガムとは、水銀が使用されている被せ物のことです。
歯科治療に使用されているアマルガムは、金属の状態の水銀であり、
合金として安定しているため、中毒性の問題はないとされていました。
そのため、昔は主流な被せ物の一つでした。
しかし、近年では、
「経年とともに口の中で少しずつ腐食し、水銀が体内に蓄積されている」
「詰め物に使われたアマルガムが刺激により気化することで、水銀蒸気が放出されている」
「アマルガムが人体に悪影響を与える水銀の放出源になっている」
などの研究結果が多く発表されています。
日本では2016年に保険適応から除外され、
現在、使用を禁止している国もあります。
さらに、日本歯科医師協会は2013年に
「水銀汚染対策の観点から、歯科用アマルガムの廃絶に向けて取り組んでいくこと」
を発表しました。
水銀が使用されているので悪いイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。
実はアマルガムに使用されている水銀は無機水銀であるため、
今すぐ除去をしなければいけないような危険性はありません。
水銀にも無機、有機があります。
有機水銀は炭素と水銀が結合しているもので、
過去に問題となったメチル水銀は、有機水銀の一種です。
ですが当院ではアマルガムの除去を推奨しています。
もしかしたらアマルガムが口に中に入っているかもしれないという方、
実はアマルガムは、ある程度見た目での判別がつきます👀
一番簡単なのは色で、パラジウム合金が銀色で光沢があるのに対し、
治療から時間がかかったアマルガムは、酸化して黒っぽい色をしています。
ですから、治療したのが1970年代、1980年代以前で、
詰め物が黒っぽくなっていれば、
アマルガムが使われている可能性は高いといえます。
もし自分でわかりづらい場合は、
歯科医師に診てもらえばほぼ間違いなく判別してもらえます。
気になった方はぜひ当院にいらしてみてください❕